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管理職のイメージ

先日の管理者研修で、「管理者のイメージ」をテーマにしたワークを行いました。受講者だけでなく、研修の企画に関わった方々にもご協力いただき、思い浮かぶイメージを付箋に書き出してもらい、分類してみました。

昨今、管理者は「はずれくじ」と揶揄されることもあり、「大変そう」「板挟み」といったネガティブな印象が先行しがちです。しかし今回集まった言葉の多くは、「頼りになる」「看護・人が好き」「高い倫理観」など、むしろポジティブなイメージでした。

その中でも、特に心に残ったのは「職員を守る」という表現です。新型コロナ禍の只中、刻々と変わる状況に対応しながら、難しい判断を繰り返していた管理者の姿が思い起こされます。厳しい状況の連続の中でも、「職員を守る」という強い信念を胸に、決断し行動していた。その姿勢を振り返ると、今も熱くリスペクトの気持ちがこみ上げてきます。

看護管理には、楽しい場面もあれば、幾多の困難な場面もあります。その両方を経験する中で、自分なりの信念を見つけ、行動に移していくことが大切なのだとあらためて感じました。今回の研修で共有された多様な「管理者のイメージ」が、受講者一人ひとりが「自分の目指す管理者像」を描くきっかけとなれば嬉しく思います。